以前に北海の侵略者を遊ばせてもらい、ゲームの見通しがよくシンプルながらもインタラクションもあり気に入りましたが日本では入手が難しく諦めていました。ですが、ケンビルさんがリメイク版を出してくれました。
北海の侵略者はいくつかの拡張がでて、それによりルールが煩雑になっていたそうなので、それを整理し再調整したのがこの作品らしいです。
(目標)
最高勝利点
- トラックのVP
- 依頼タイルのVP
- 各種カードのVP
- 各トークンのVP
- 同点時 依頼タイル、同胞カード、動物カードの合計所持数の最も多いプレイヤー
- 銅貨・食料コマ・馬乳酒の所持数が最も多いプレイヤー
(終局)
侵略箇所が残り2点になった時
依頼タイルが全てなくなった時
その時点の手番を終了してから、全員最後の手番行い終了する。
概要
黒海の北方にある村で部隊戦力を整え、南方キンメリア→アッシリア→ペルシア→ギリシャに向かって侵略を行います。
侵略には条件があります。
部隊の人員枚数、そして食料・荷車です。
ここの場合、部隊には同胞が3枚 そして4つの食料があれば侵略を開始できます。侵略には2つ使えるアイテムがあります。
一つは、馬乳酒
いわゆる+1トークン 戦力が一時的に使用した分プラスされます。
そして、サイコロ
出た目を戦力に加えます。
これが達成値になり、○で囲んだ数字(2,10,16)と比べ達成した方を適用します。
また、サイコロの涙マークは同胞カードの負傷を表します。
負傷トークンは(-1)効果
戦力と同じ数だけ同じカードに置けます。
※戦力より1つ多く置くとその同胞は死に捨札置き場に置きます。
(それ以上同じカードに負傷トークンを置くことは出来ません)侵略できれば、戦利品駒をすべて受け取り依頼タイルを裏返します。
最後は、上部にある駒を獲得し侵略は終了します。部隊編成
- 武将カード
8枚の中から1枚を選びます。
それが自分の部隊長となります。
- 同胞カード
部隊を支える戦力カード 各種能力があります。
同胞カードには、戦力、コスト、能力が書かれています。
- 動物カード
部隊を強化します。
馬は戦力なのですが、鷹は同胞カードの能力を高めてくれます。
- 部隊配置
個人ボードに武将カード1枚 そして同胞カードを1枚配置します。
動物は、人につくのではなく場所につきます。
この場合、同胞の能力はアップしません。
同胞は最大5人まで組むことが出来ます。
上書きも可能 不要となる同胞を1人捨札にしそこに新たに手札から同胞カードを配置できます。
準備
- 人数に合わせた依頼タイルを置き そこに規定の戦利品駒を袋からランダムに置く
- 人数+1枚の武将カードとその対となる兵士カードのセットを作りどれかを選び個人ボードに置く
- 兵士カードを3枚手札に加える。
- 青い労働駒を中心街・集会テント・市場に置く
ルール
村での活動
- 自分の持つ労働者駒を一つ対応する場所に置き、そこのアクションを行います。
- 次に、自分の置いて労働者駒以外の村に配置されている労働者駒を手元に戻して、そこのアクションを行います。
侵略
- 侵略条件を整えて、侵略するスペースに労働者駒を配置し処理を行い新たな労働者駒を獲得する。
村での行動は、アイコンがあるので分かりやすいと思います。
また、次に何をすればいいのかと言うゲームの見通しはいいです。
それに、相手に邪魔をされてアクションが出来ないと言うストレスも少なめな上、まったくのインタラクションが無いと言う訳でもない絶妙なバランスになっています。
ワーカープレイスメントゲームとしては、変わり種ですが シンプルで初心者でも遊びやすいゲームです。
最後に・・・
得点に結びつく依頼タイルなのですが、取得コストは主に2種類
- 戦利品を支払う
- 手札の同胞カードから戦力分を支払う
なのですが、戦利品にも勝利点が設定されているので、戦利品を支払う依頼タイルは数字以下の点と考えて間違いないかと思います。
(´-`).。o(取得しやすいけれどね)