TerraformingMars Ares Expedition (テラフォーミングマーズ・アレス・エクスペディション)

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テラフォーミング・マーズの独立型のエキスパンション
200枚以上のプロジェクトカード
基本の雰囲気をそのままに上手くカードゲーム型に落とし込めています。

コンポーネント

Jacib Fryxelius Nick Little and Sychey Engelstein作 
人数:1~4人
火星ボード1枚 プロジェクトカード208枚 海洋タイル9枚 森林VPトークン24枚 資源トークン148個 企業カード12枚 フェイズカード20枚 プレイヤーマーカー52個 透明マーカー2枚 フェイズ進行トークン5枚 参照カード4枚 仕切りカード3枚 プロモーションカード17枚
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(目標)

  • 最多勝利点
    • 獲得TR
    • 森林VPトーク
    • プロジェクトカード
  • 同点時
    • MC・発熱・植物資源合計数

(終局)

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  1. 全9枚の海洋タイルの開示
  2. 気温+8℃
  3. 酸素濃度14%

概要

火星開発の一企業となり居住可能に協力しつつ最大利益の獲得を目指します。

アピールポイント

  • ヴァリアブルフェイズオーダーシステムによりダウンタイムが大幅軽減
  • プレイヤーボードが2層化なのでコマがズレない。
  • 火星ボードが海タイルのみの簡略化(少しさみしい)
  • 資源が一部簡略化されているが、不便に感じない。
  • ダイモスや彗星が自分の所持エリアに落ちて来ない。(攻撃的なインタラクションが緩和されている。)

プレイヤーアクション

  • 計画ステップ
    • フェイズカードを提示
  • 解決ステップ
    • フェイズカードの実行
  • 終了ステップ
    • 手札を確認(最大10枚) オーバー分は破棄(1枚@3MC)

ルール

ヴァリアブルフェイズオーダー

実行したいフェイズを選択する事でゲームを進行する。
選択した本人以外のプレイヤーも同じアクションを行える。
選択した本人には、そのフェイズ特有のボーナスを得ることができる。

フェイズ

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  • プレイヤーは5つのフェイズから1つを選びます。
  • 解決はⅠ→Ⅴの順で処理をします。

プロジェクトカード

プロジェクトカードには、コスト・シンボル・効果・使用条件そして使用可能フェイズ等が書かれています。
そして、フェイズは5種類に分類されています。

開発フェイズ(緑カード)
  • 緑カードを1枚コストを支払い配置できる。
  • プレイヤーボードの産出量・採掘量を増減する。

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※MCを+1、植物を+2進める。

建築カード(青カード・赤カード)
  • 青か赤カードを1枚コストを支払い配置できる。
  • 青カード アクションフェイズに使用が可能になる能力。
  • 赤カード 配置時だけ能力を発揮する。

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※青カードは配置するだけ。 赤カードは配置時に山札からカードを1枚引きます。(勝利点1付随)

実行フェイズ
  • 青カードの能力を使用する。
  • 標準アクションも行える。(森林造成・緑化・温室効果小惑星誘引・帯水層の開放(MCと資源トークンを使用))

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※10MCをコストに酸素レベルが+1できる。

産出フェイズ
  • 産出量(TR+企業+PLボードの開発値)に合わせて資源を獲得する。

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※MCはこの後TR分の追加を得ます。

研究フェイズ
  • 山札から2枚カードを引き1枚獲得、残りは破棄する。

準備

  • 火星ボード・個人ボードを用意します。
  • TR値5、産出量0にマーカーを配置する。

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  • 個人ボード資源の0にマーカーを合わせます。

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  • プロジェクトカードを全てシャッフルして各プレイヤーに8枚配る。

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  • 企業カードを各プレイヤーに2枚配り、1枚を選択する。(残りは箱に戻す)
  • 企業カードに合わせた資源等を受け取る。

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※43MCを受け取り、動物トークンを2個このカードの上に置く。

プエルトリコを起源とするヴァリアブルフェイズオーダーを採用
直接的なインタラクションのカードもなくした代わりに、ヴァリアブルフェイズオーダーによる駆け引きも面白いし、全員同時進行となるのでダウンタイムを感じなくなりスピーディにゲームが進みます。
余りに早いため カード効果やコンボを考える時間がないほどです。(おい)

基本のゲームよりもボード類が簡素化されていますが、私は削り過ぎと感じるほどではありませんでした。

コンポーネントも個人ボードが、初めから2層レイヤーでキューブが隣のゾーンに転がらないし、キューブケースが2つも付いているし、カードをスリーブ化しても余裕で収まる箱の大きさ 滅茶苦茶 丁寧に作られています。

気軽に遊べるテラフォーミングマーズの位置づけで遊べそうなゲームですね。
これで大量のカード効果に慣れてもらってから本家の方へ  (クックック!)

大量にあるのでカード効果アレルギーの人には勧めにくいでしょうが、少しゲームに慣れて来た人ならば遊んでもらって 更にその奥の重量級ゲームまでお誘い出来そうないいゲームです。